ファーウェイ・ジャパンから2017年10月12日に発売されたSIMフリースマホ「honor 9」を購入したのでレビューします。
「honor 9」の日本発売が発表されて、販売価格を知ったときには、
これならライカレンズの「HUAWEI P10」を買ったほうがいいかも
とも思いましたが、新モデルの魅力に惹きつけられて、ポチってみました。
日本における「honor 9」の販売価格は53800円(税別)です。海外では日本円換算で4万円~ぐらいになっていましたので、予想していたよりも高めの設定です。
基本的にはMVNO販売モデルという位置付けですから、キャンペーンなどを併用してもう少し安く購入するチャンスがあります。
[blogcard url=”http://yasu-suma.net/goosimseller-honor-9-p10-lite/”]
「honor 9」を実際に使ってみての感想としては、
かっこよくて他人に満足したくなるハイスペックモデル!!!
では、さっそく実機を用いてレビューしてみます。
なお、前モデル「honor 8」はMVNOでは楽天モバイル専売となっていました。「honor 9」では取り扱いのMVNOが拡大されて、「楽天モバイル」、「IIJmio」、「イオンモバイル」、「gooSimseller」等で取り扱いされます。
GEARBEST、Banggoodの海外モデル「honor 9」クーポン情報をページの最後に掲載しています。【2018年4月17日更新】
「honor 9」実機レビュー
さっそく、ついつい自慢したくなるデザインとスペックを合わせもった「honor 9」をレビューしていきます。
「honor 9」スペック
まずは「honor 9」のスペック確認です。
- OS:Android 7.0
- ディスプレイ:5.15 インチ(1920×1080)
- SoC:Kirin 960
- CPU:Octa Core 2.4GHz×4+1.8GHz×4
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- カメラ:REAR:12MP+20MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○
- USB:Type-C
- バッテリー:3200mAh
- FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/20
- TDD-LTE : B38/40
- WCDMA : B1/2/5/6/8/19
- サイズ/重量:70.9(W)×147.3(D)×7.45(H) mm / 155 g
「HAUWEI P10」と同じSoC「Kirin 960」を採用するなど、スペックはフラグシップモデルに近いものになっています。
カメラ性能に定評あるファーウェイ製のスマホということで、搭載しているデュアルカメラの性能も期待できます。
実際に操作してみても、ミドルクラス以下のモデルからの機種変更であれば、明らかなパフォーマンスの差を体感できるぐらいのハイパフォーマンスな仕上がりになっています。
イオンモバイルのキャンペーンで購入
今回、やすスマ@yasu_sumaは「honor 9」を「イオンモバイル」で購入しました。
発売開始時点で、「イオンモバイル」では「honor 9」の発売を記念して「イオンモバイル ヨロシ9!キャンペーン」を開催しています。
「honor 9」とSIM(データSIMも可)をセットで購入すると、SIMの事務手数料が1円で、さらに「honor 9」自体の割引も受けれることができました。データSIMということで最低利用期間が設定されていませんので、単品で購入するよりもお得と考えて、「イオンモバイル」での購入を決めました。
「honor 9」が到着
「honor 9」の日本発売が発表された当日(2017年10月10日)にオーダー。2017年10月14日に「honor 9」が到着しました。
まずは、「honor 9」の外箱です。非常にシンプルでカッコイイです。開封時のワクワク感を十分に演出してくれます。
外箱を開けると、nova liteを開封したときと同じように、「honor 9」がファーウェイ製のスマホでおなじみの感じでささっています。
選んだカラーは「サファイアブルー」です。
付属品をチェック
外箱から、付属品を出して、「honor 9」本体と並べてみました。
クリアケース付属
「クリアケース」が付属しているのは非常にうれしいです。別途ケースを用意しなくても「honor 9」を傷から守ることが可能です。
付属している「クリアケース」は、ハードケースとなっています。透明度はそこそこあります。
実際に「honor 9」に「クリアケース」を装着してみました。
装着すると背面デザインの雰囲気は変わってしまいます。背面の美しいデザインをそのまま楽しむか、傷から守るためにケースをつけるか迷うところです。
「やすスマ」はケース無しで「honor 9」を楽しむことにします。
ACアダプターはコンパクトなものになっています。「honor 9」のUSBポートは「Type-C」です。9V/2Aという高出力な急速充電に対応しています。最近のスマホはバッテリー容量が増えてきているので、急速充電に対応するか、出力がどの程度かはしっかりとチェックしておきたいところです。
開封・付属品を詳細チェック
「honor 9」の開封と付属品を更に詳しくチェックした内容を別ページにまとめています。
[blogcard url=”http://yasu-suma.net/honor-9-accessory-review/”]
デザインをチェック
さっそく、「honor 9」の大きな魅力であるデザインのチェックに移っていきます。
起動すると「honor」ロゴが表示されます。
やっぱり、かなりカッコイイです。
デザインの美しさにうっとり、、、。
前モデル「honor 8」もデザインが非常に美しいと感じていましたが、なぜか買うタイミングを逸していました。ようやくこのデザインのモデルを手に入れてうれしくなっています。
真面目に「honor 9」を様々な角度から眺めてみます(笑)
「honor 9」は5.15インチディスプレイを搭載。ディスプレイはなかなか美して明るいもので、やすスマとしては十分に満足できるものになっています。
ディスプレイは2.5Dガラス「Gorilla Glass」で覆われています。
「honor 9」にはクリアケースが付属していますが、液晶フィルムは貼られていません。
2.5Dガラスということでエッジ部分が少しカーブしているので、液晶フィルムを貼る場合は、どのような液晶フィルムを選ぶか迷うところです。
指紋センサー
ディスプレイ下のホームボタンには、「指紋センサー」が内蔵されています。前モデル「honor 8」は背面に「指紋センサー」が搭載されていたので、「指紋センサー」の搭載場所が変更されています。
「指紋センサー」の両隣には、バックライト付きのボタンが2つあります。「設定」メニューからこれらのボタンの役割を変更することが可能です。
やすスマはシングルナビゲーションキーに設定変更して「honor 9」を使っています。慣れると快適に操作できるようになります。
ナビゲーションキーのライト消灯時間も「設定」メニューから変更することができます。
次に、「honor 9」のボディ背面です。
本当にボディ背面が本当に美しいです!!!
光のあたる角度によって「honor 9」のボディは表情を変えます。
この「honor 9」に施された「マイクロパターン」は大きな魅力です。
ただし、この美しいデザインの「honor 9」は防水・防塵には対応していません。ファーウェイのSIMフリースマホでは「Mate 10 Pro」が防水・防塵に対応しています。
[blogcard url=”http://yasu-suma.net/huawei-mate-10-pro-review/”]
背面のデュアルカメラ
背面上部には、こちらも大きな魅力となる2000万画素+1200万画素のデュアルカメラを搭載。2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のRGBカラーセンサーという構成で、劣化を抑えながら2倍までズームできる「ハイブリッドズーム」機能を搭載しています。
いわゆるライカレンズではありませんが、「honor 9」のカメラ性能は非常に高いものとなっています。一般的なコンパクトデジカメに負けないぐらいの高画質な写真を手軽に撮影できています。
ボディ上部には「赤外線発光部」と「マイク」があります。
ボディ下部には「USB Type-C」ポート、「ヘッドセットジャック(イヤホンジャック)」、「マイク」、「スピーカー」があります。「イヤホンジャック」が廃止される機種が増えてきていますが、「honor 9」にはちゃんと「イヤホンジャック」が搭載されています。
ボディ右部には、「音量ボタン」と「電源ボタン」があります。
SIMスロット
ボディ左部には、「SIMスロット」があります。
SIMスロットは「Nano SIM x 2」の構成になっています。micro SDカードスロットと兼用ですので、microSDカードを使用している時には2枚のSIMカードをさすことができません。
「honor 9」のLTE対応バンドはB1/3/5/7/8/19/20/38/40です。
NTTドコモのプラチナバンド「BAND 19」、ソフトバンクのプラチナバンド「BAND 8」に対応しています。
3G対応バンドは「B1/2/5/6/8/19」です。FOMAプラスエリア(Band6/19)にも対応しています。
4G+3Gの同時待ち受け(DSDS)に対応しています。なお、「au VoLTE」に対応していないのは残念な点です。
また、複数のLTEバンドを1つにまとめて同時に利用することで高速通信を実現する「キャリアアグリゲーション」には対応していません。
SIM周りの対応状況については、特別に優れているという印象ではなく、一般的なスマホと同等レベルといった感じです。
背面サイドがカーブ
「honor 9」の大きな魅力はデザインです。デザインで気に入っているのが、背面の左右エッジがカーブしている形状になっていることです。
エッジがカーブしていることで手に馴染みやすい形状となっています。
フレーム部分には細かなカットが施されていて、デザインの高級感を演出しています。
軽量な仕上がり
SIMカード1枚を挿した状態で、重量計測を行ってみました。
メーカースペック表では、ボディの重さが「155g」と書かれています。スペック通りの重さとなっている印象です。
「honor 9」のボディ幅は約70.9mmです。やすスマ@yasu_sumaとしては片手で操作するのもまったく問題ないコンパクトさです。
「honor 9」はエレガントなデザインでコンパクトな仕上がりになっています。
おサイフケータイには非対応
「honor 9」は「おサイフケータイ」、「ワンセグ」という日本特有の機能には対応していません。
「honor 9」を本格的に起動してチェック
「honor 9」のデザインは素晴らしいものとなっていました。
ここからは、本格的に「honor 9」を起動して動作などをチェックしていきます。
なお、「honor 9」を「イオンモバイル」で購入したので、すでにSIMでネットワーク接続できる状態で届きました。
「honor 9」が届いたときからすぐ使える状態になっているのはうれしいですが、一方でイオンモバイル関連サービスアプリ等がインストールされていました。それらのアプリ等を利用する予定はありませんので、とりあえず初期化してからセットアップを実行してみた内容をまとめておきます。
さくっとセットアップ
「honor 9」は、OS「Android 7.0」を搭載。UIは「EMUI 5.1」です。セットアップ自体はそれほどややこしくはないです。「Google」アカウントの設定や「Wi-Fi」設定などを行っていきます。AndroidのSIMフリースマホからの機種変更される方であればそれほど迷うことなく完了することができると思います。
ホーム画面
セットアップをさくっと終わらせるとホーム画面が表示されます。
ドロワーボタンがなく、すべてのアプリがホーム画面に表示される1レイヤーになっています。「設定」メニューから、ドロワーボタンを表示させてすべてのアプリを表示させる、2レイヤーに変更することも可能です。
プリインストールされているアプリは「Google」アプリやファーウェイのアプリが中心です。ファーウェイのアプリはシンプルで使いやすくて、特にメモ帳は使いやすくて以前レビューしたHUAWEI P10 liteでけっこうヘビーに使っています。
通知パネル
ホーム画面で上からスワイプすると通知パネルが表示されます。
通知パネルにはよく使う機能のショートカットスイッチがすぐに表示されるように設定したいところです。
オススメのショートカットスイッチの設定については別ページにまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
[blogcard url=”http://yasu-suma.net/honor-9-short-cut/”]
メモリの状態
「honor 9」のメモリ仕様は「4GB RAM+64GB ROM」です。私も含めて、多くの方にとって十分なレベルだと考えています。
セットアップ完了して起動した直後に内部ストレージの状況をチェックしてみました。
内部ストレージの空き容量は「48.49GB」と表示されていました。これだけの容量が空いていれば、動画等をたくさん撮影しなければ当分は困ることもなさそうです。
RAMの状況は、アプリをインストールして少しばかり動作させた後にチェックしてみました。
RAMの平均使用率が50%を切っていました。こちらも当分は問題なさそうです。
SoCに「Kirin 960」を搭載しているということで、パフォーマンス面は前モデルから大きく進化しています。
さっそく、ベンチマークアプリ「Antutu V6.27」をインストールしてスコアを3回ほど計測してみました。
計測ごとにばらつきがありますが、すべて14万オーバーでした。
予想していたよりも高いベンチマークスコアを叩き出しました。
実際に操作してみても「honor 9」のパフォーマンスの高さを実感します。サクサクと素早い動作となっています。
これまで当ブログで計測してみたスマートフォンのAnTuTu Ver7のベンチマーク結果は以下のとおりです。
機種 | SoC | スコア |
---|---|---|
ASUS ZenFone 6 | Snapdragon 855 | 359,450 |
Xiaomi Mi 8 | Snapdragon 845 | 268,054 |
HUAWEI honor 10 | Kirin 970 | 199,447 |
HUAWEI honor 9 | Kirin 960 | 182,735 |
HUAWEI MediaPad M5 | Kirin 960 | 178,451 |
OPPO Reno A 128GB | Snapdragon 710 | 157,148 |
Xiaomi Redmi Note 7 | Snapdragon 660 | 143,919 |
HUAWEI nova lite 3 | Kirin 710 | 128,687 |
Xiaomi Mi A2 | Snapdragon 660 | 125,996 |
Xiaomi Redmi Note 5 | Snapdragon 636 | 116,593 |
HUAWEI nova lite 2 | Kirin 659 | 88,527 |
HUAWEI P20 lite | Kirin 659 | 87,620 |
HUAWEI P10 lite | Kirin 658 | 77,304 |
ZenFone 3 ZE520KL | Snapdragon 625 | 75,951 |
※スコアは3回計測平均
Android 8.0先行アップデート
ファーウェイ・ジャパンがAndroid 8.0先行アップデートテスターに当選してアップデートテストを行いました。
先行アップデートということで、動作で気になるところが出てくるかな?と予想していましたが、大きなトラブルには遭遇せずに快適に利用できています。
また、AnTuTuでベンチマークしてみると明らかにスコアがアップ。
Android 8.0先行アップデートテストの状況は別ページにまとめています。興味のある方はチェックしてみてください。
なお、「honor 9」のAndroid 8.0への正式アップデートは3月上旬の提供開始が予定されています。
[blogcard url=”http://yasu-suma.net/honor-9-android-8-update-tester/”]