
このページを読んでいただきありがとうございます。ガジェットブロガーのやすスマ(@yasu_suma)です。外出先のネット環境には「FUJI Wifi」のSIMプラン(20GB)を使っています。
この記事には、ファーウェイのSIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」をレビューした内容を紹介しておきます。
場所を選ばずに手軽にインターネット接続できるSIMフリーモバイルルーターであるかを中心に、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」をチェックしておきますね。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」はお手頃価格のモバイルルーターとしては十分な仕上がりになっていると感じています。
SIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」をレビュー

場所を選ばずに、様々なデバイスでインターネットに接続できるのが非常に便利なモバイルルーター。
スマホ、タブレット、ノートPCなどの様々なWi-Fiデバイスと接続が可能なんで、持っているとかなり便利なアイテムです。
2020年7月発売の「HUAWEI Mobile WiFi E5785」
今回レビューするのは、ファーウェイが2020年7月に発売したSIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」です。
2017年4月発売の「HUAWEI Mobile WiFi E5577」の後継モデルにあたります。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の市場想定価格

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の市場想定価格は9,980 円(税別)。この手頃な価格が購入を決めた大きな要因です。
スペックも紹介しながら「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の実機をみていきましょう!
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の本体付属品

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の本体付属品はUSB充電器、USBケーブル、取扱説明書、保証書といったところです。
なお、バッテリー容量は3000mAhで、約12時間連続駆動を実現。スタンバイモードでは約700時間の待ち受け可能ということで、バッテリー持ちは十分なレベルに達しています。
約1.45インチディスプレイ搭載の「HUAWEI Mobile WiFi E5785」

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のデザインとしては少し丸みを帯びたシンプルなものです。ファーウェイは「クラシックなコンパクトデザイン」とうたっています。
ボディカラーはホワイトのみ。めちゃくちゃ個性的だ!というデザインではなく、長く飽きずに使えそうなデザイン。
モバイルルーターということで見せびらかすわけではないので、質感は必要十分なレベルに達しているといった印象です。
約1.45インチのディスプレイを搭載
ディスプレイが約1.45インチとそれほど大きくはないですが、モバイルルーターで複雑な操作を行わないので、実用的には不満を感じることはありません。
ディスプレイに対して、ちょっと目立つHUAWEIロゴが左、電源ボタンが右に配置されています。
持ち運びもラクラクな「HUAWEI Mobile WiFi E5785」

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のサイズは、一般的なカードサイズよりはちょっと大きいぐらいです。

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の重さは約127gということで、スマホ1台よりも軽くて、持ち運びもラクラクです。
そこそこコンパクトなスマホ「Xperia 10 Ⅱ」と比較すると、上のような感じのサイズ感です。

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の側面上部には「MENU」ボタン。ディスプレイを見ながら「MENU」ボタンをポチポチと押しながら操作します。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」はmicroUSBポートを搭載

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の側面下部には、モバイルルーターではまだ一般的なmicroUSB(USB 2.0)ポートがあります。
「Type-C」ポートでないのが残念と感じるかもしれませんが、価格帯を考えるとこのあたりは十分に納得できるポイントと考えています。
富士ソフトの「+F FS040W」は「Type-C」ポートを搭載
ちなみに、富士ソフトのSIMフリーモバイルルーター「+F FS040W」は「Type-C」ポートを搭載。でも、富士ソフトの「+F FS040W」の価格は「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の2倍ぐらいです。。。
このあたりは予算に応じてこだわるポイントとするかを決めるのがいいでしょう。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」はmicroSIM対応

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のSIMスロットはmicroSIMを1枚のみ挿せるタイプです。

NECのヒットモデル「Aterm MR05LN」はデュアルSIMに対応しています。ここも予算と用途の想定で検討する部分する部分になりますね。
ちなみに「Aterm MR05LN」はおよそ2.4万円~といった感じの価格帯になっています。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の対応バンド
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」が対応する通信バンドは以下のとおりです。
LTE FDD: B1/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B28/B32
LTE TDD: B38/B41/B42
UMTS:B1/B2/B5/B8
GSM:B2/B3/B5/B8
ドコモ/au/SoftBank/楽天モバイルの必須バンドにしっかり対応。「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の対応バンドは非常に充実しています。
nanoSIMを使うのであれば変換アダプタを使います

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」でnanoSIMを使う場合には、変換アダプタを自分で用意する必要があります。
フタが開くようなSIMスロットの構造になっているので、変換アダプタを使ってSIMが詰まってしまうという惨劇はそれほど起こらなそうですね。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」には多数のAPN情報があらかじめ登録

例えば、上の楽天モバイル「UN-LIMIT」SIMを「HUAWEI Mobile WiFi E5785」に挿して起動すると、自動的に「Rakuten」と表示。すぐにデータ通信できる状態になります。
ちなみに検証環境はパートナー回線エリアでおこなったものです。楽天回線エリアでどうなるかは検証できていません。
うちも早く楽天回線エリアになってくれたらいいですが、まだまだ時間がかかる予感がします、、、。
楽天モバイル「UN-LIMIT」は楽天回線使用であれば、基本的にデータ使い放題です。「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のようなSIMフリーモバイルルーターと組み合わせるのも面白い使い方でしょうね。
http://yasu-suma.net/mobile-wifi-e5785-rakuten-mobile/\ UN-LIMITプランが1年無料などキャンペーン多数 /
「FUJI Wifi」のソフトバンク回線SIMで検証

SIMを「FUJI Wifi」のソフトバンク回線ものに変えてみると、ちゃんと「SoftBank」と自動で表示されます。
「FUJI Wifi」のような大容量SIMを提供しているWi-Fiサービスとの相性はいいと思いますよ。
あらかじめセットされているドコモ/au/SoftBank系のAPN情報
スマホ用のアプリ「HUAWEI AI Life」をインストールして、あらかじめセットされているドコモ/au/SoftBank系のAPN情報を確認してみました。
まずはドコモ系のAPN情報で確認できたものの一覧。

続いて、au系/SoftBank系のAPN情報で確認できたもの一覧です。

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」には数多くのAPN情報がセットされていることが分かります。
「OCN モバイル ONE」、「IIJmio」、「mineo」などの、ユーザー数の多いMVNOサービスのものはセットされている印象ですね。
SIMを挿せば、APNが自動で設定されてデータ通信ができることが多いのはうれしいところです。
うちにあった、「OCN モバイル ONE」、「BIGLOBEモバイル」、「FUJI Wifi ソフトバンク回線」、「楽天モバイル」ではすべてSIMを挿すだけでOKでした。
もし、あらかじめAPN情報がセットされていない場合は、上の画像からも分かるように「新規」で追加することもできます。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」と使用デバイスを接続

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」でSIMが使えるようになったら、次は使用したいデバイスと接続します。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」本体のメニューからQRコードを表示して、使用デバイスで読み取るのが非常にかんたんでオススメです。
パソコンの場合は、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」本体に書かれている「WIFI KEY」を使えば接続できます。このあたりも少し慣れていればめちゃカンタンです。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」は5GHz帯のWi-Fiに対応

「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のWi-Fi規格は802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)に対応しています。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」本体で2.4GHz/5GHzを切り替えることができます。

屋内であれば5GHz帯を使うことができるのですが、5GHzに切り替えると「Wi-Fi利用可否の確認」状態となり、5GHz帯が使えるようになるまでにけっこう待たなければなりません。
屋外では2.4GHz帯を使って、屋内に入ると5GHz帯にサクッと切り替えると行った感じとはいかないようです。
LTE通信は最大で300Mbps(下り)に対応
また、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」のLTE通信は最大で下り300Mbps/上り50Mbpsに対応しています。

筆者の持っている格安SIMでは、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の通信速度の上限速度にはまったく届かず。「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の高速通信を堪能することは実現しませんでした。
まぁ、これは「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の問題ではなく、筆者のSIMのチョイスの問題ですね(笑)
うちでは優秀な部類の「FUJI Wifi」SIMでも上のような感じなので、Wi-Fiの5GHz帯をいかすまでにはなりませんでした。。。
ただ、非常に高速な回線をもっている方であれば、下り300Mbps/上り50MbpsのLTE通信と、5GHz帯のWi-Fiという組み合わせは楽しめそうですね!
まとめ:SIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」をレビュー

以上、SIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」をレビューした内容をさくっと紹介しておきました。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」は手頃な価格のモバイルルーター。ということで、手軽に使えるかを重視して評価してみました。
予算があって、より上のスペックを求めるんであれば、富士ソフトの「+F FS040W」かNECの「Aterm MR05LN」のいずれかを選べばいいだけでなんですから。
「HUAWEI Mobile WiFi E5785」の良かった点と気になった点
まず、Wi-Fiの5GHz帯に切り替えに時間がかかるのはイマイチと感じるポイントであることは間違いありません。
一方で、筆者のように、使用回線がそれほどの高速でなく、さくっとモバイルルーターを使いたいというニーズであれば、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」は十分に期待に応えてくれます。
しかも、「HUAWEI Mobile WiFi E5785」は手頃な価格でバッテリー持ちが良いです。コスパを重視される方にはかなりオススメできるモバイルルーターだと感じています。
以上、参考になれば幸いです!
※本記事の内容は原稿執筆時のものです。
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