[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]どうも、やすスマです。先日の「Black Shark2」のレビューに続いてハイスペックゲーミングスマホのレビューを行いますね![/speech_bubble]
ASUS JAPANより、最強のゲーミングスマホ「ROG Phone II(ROG Phone2) ZS660KL」をお借りすることができましたので、実機レビューを書いておきます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]今回はASUS JAPANが展開しているA部のプログラムの一環として「ROG Phone II」をお借りしています。[/speech_bubble]
「ROG Phone II」は日本でも発売済みの「ROG Phone」の後継モデルです。
ASUSのゲーマー向け「ROG」ブランドを冠したゲーミングスマホの新モデルということで、最強スペックを盛り込み、より上質なゲームプレイ環境を生む機能を搭載した素晴らしい仕上がりになっています。
筆者は同じSoC搭載の「OnePlus 7T」もレビューしています。「ROG Phone II」は「OnePlus 7T」とまったく異なる魅力を持っていることを実感しています。
筆者は子どもの頃は据え置きゲーム機をかなりプレイしていました。大人になりゲームをプレイする機会がめっきり減りましたが、「ROG Phone II」を手に取るとゲームをプレイする興奮を呼び覚ませてくれました。
「ROG Phone II」のレビューをまとめておきますので、最後までお付き合いくださいね!
「ROG Phone II」のスペック
まずは、日本モデル「ROG Phone II」のスペックを確認しておきます。
「ROG Phone II」はAndroidスマートフォンでは最高峰のスペックレベルとなっています。
- OS:Android 9 Pie
- ディスプレイ:6.59 インチ(2340×1080)
- SoC:Snapdragon 855 Plus
- RAM:12GB
- ROM:512GB/1TB
- カメラ:REAR:48MP+13MP FRONT:24MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz & 5GHz)
- 指紋センサー:○
- USB:Type-C
- バッテリー:6000mAh
- サイズ/重量:77.6(W)×170.9(H)×9.4(D) mm / 240 g
SoCは現状で最強SoC「Snapdragon 855 Plus」、メモリ仕様は最大12GB+1TBと一般的なWindowsノートパソコンも凌駕しています。
AnTuTuが公表しているベンチマークスコアランキングでもトップに立っています(2019年10・11月発表分)。

「ROG Phone II」は、同じASUSの「ZenFone 6」の5000mAhバッテリーを大きく上回る、6000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。
http://yasu-suma.net/asus-zenfone-6-zs630k-review/
一般的な大容量バッテリーに特化したスマートフォンの容量レベルを上回ります。
「ROG Phone II」の付属品
さっそくASUSから届いた「ROG Phone II」を開封していきます。
要塞のようなド迫力の外箱を開封すると「ROG Phone II」本体と付属品が次々と現れます。
本体はココです!
「AeroActive Cooler II」が付属
本体にセットすることで冷却性能を強化する「AeroActive Cooler II」も現れました。
主な付属品を確認
主な付属品を並べてみました。
付属品にも「ROG」ブランドのスマートフォンのこだわりを随所に感じさせてくるので紹介していきます。
「Aero Case」が付属
保護ケースにあたる「Aero Case」が付属。一般的な全体をカバーするケースではなく、本体のロゴなどのデザインを生かしながら本体を保護してくれます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]独特の形状のケースにはブランドロゴなどがうっすらとプリントされています。[/speech_bubble]
実際に「Aero Case」を装着してみるとこんな感じになります。
冷却と背面ロゴデザインに配慮した形状になっていることがわかります。
「Aero Case」は「ROG Phone II」を傷からガードしてくれます。
30Wの急速充電に対応
付属のUSB充電器にもうっすらロゴがあります。
「ROG Phone II」は30Wの急速充電「Quick Charge 4.0」に対応しています。高速でバッテリーを充電することができます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]メーカー独自の規格ではなく「Quick Charge」に対応。急速充電できる充電器の入手性が高いのは良いポイントです。[/speech_bubble]
「ROG Phone II」の外観
続いて、「ROG Phone II」の実機を様々な角度から見ていきます。
一般的な他のスマートフォンとは全く異なる未来感のある尖ったデザインが非常に印象的です。
銅色のライン部分は排気口となっています。冷却にこだわっていることが分かります。
背面のゴロは操作時に様々な色に光ります。背面なので普段は自分で確認する機会が少ないのが残念ですが、非常にかっこいい演出です。
背面はガラスで覆われたデザインになっていますが、実際に触ってみるとどうしても指紋の跡が気になります。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]正直、指紋の跡がもう少しつきにくい加工を期待します![/speech_bubble]
カメラの出っ張りはほぼなし
カメラの出っ張りが気になる場合もありますが、「ROG Phone II」はカメラの出っ張りはほぼありません。
イヤホンジャックあり
ボディ側面下部には「USB Type-C」ポートに加えて、イヤホンジャックを搭載しいます。
お気に入りの有線イヤホンで楽しむことができるのでうれしいところですね。
6000mAhの大容量バッテリー
「ROG Phone II」のバッテリー容量は驚異の6000mAhです。
一般的なスマートフォンとしては最大クラスのバッテリー容量を誇ります。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]ときどき、バッテリー容量に全振りスマホがあるので「一般的な」と表現しました(笑)[/speech_bubble]
ゲームなどのバッテリー消費の激しい用途でも安心できる大容量バッテリーです。
サイドマウントコネクタ
ボディ側面左にはサイドマウントコネクタを搭載。付属の「AeroActive Cooler II」などの専用周辺機器接続に主に用います。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]通常はゴムのキャップでカバーされていますが、上の写真はキャップを外して撮影しました。[/speech_bubble]
サイドマウントコネクタはUSB充電ポートとしても利用でき、横持ちでプレイするときに充電ケーブルがジャマにならない設計になっています。
「AeroActive Cooler II」を装着
実際に「AeroActive Cooler II」を装着してみました。思ったよりもファンの音は静かです。
場面によって回転数が変化していたので、負荷に応じて動作しているようです。
「AeroActive Cooler II」には充電のためのUSBポートがあります。
サイドマウントコネクタを利用した専用のアクセサリーも用意されています。
6.59インチのAMOLEDディスプレイ
「ROG Phone II」は6.59インチのAMOLEDディスプレイを搭載。鮮やかな発色の美しいディスプレイです。
多くのスマートフォンが採用しているノッチ有りのデザインでなく、ノッチなしのデザインです。
ノッチ有りデザインだとゲームをプレイする際にジャマになってしまう場合や誤タッチしてしまうことがあります。ディスプレイ上下部に一定幅のベゼルを設けて横持ち時の操作性を考慮しています。
本体サイズは横77.6mm×縦170.9mmですから、他のスマートフォンと比べると大柄です。基本的に両手で持っての操作ということになりそうです。
120Hz駆動対応の高速なディスプレイ採用によって滑らかな画面表示が可能です。また、タッチサンプリングレートが240Hzということで、タッチ操作に対して素早いレスポンスを実現しています。
デュアルSIM対応
「ROG Phone II」は2枚のSIMカードを同時に挿せるデュアルSIMに対応しています。DSDV(デュアルSIM+デュアルVoLTE)もサポートしています。
メーカーが公表している「ROG Phone II」の対応バンドはコチラです。
FDD-LTE
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B13/B18/B19/B20/B26/B28/B29/B32/B66
TD-LTE
B34/B38/B39/B40/B41/B46
キャリアアグリゲーション
ZS660KL-BK512R12: 5CA(DL)/2CA(UL) 対応
ZS660KL-BK1TR12: 6CA(DL)/2CA(UL) 対応
W-CDMA
B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE
850/900/1,800/1,900MHz
国内3キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)での使用に対応した通信バンドとなっています。
キャリアアグリゲーションに対応し、より高速な通信を実現することが可能です。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]キャリアアグリゲーションのスペックは512GBモデルと1TBモデルで若干の差があります。[/speech_bubble]
当然ながらテザリングも可能です。
楽天モバイル、OCN モバイル ONEなどのMVNOサービスが提供している格安SIMを使うためのAPN設定もプリセットされています。
最大120Hz表示対応の高速ディスプレイ
前述の通り、「ROG Phone II」のディスプレイは最大120Hzリフレッシュレートに対応した高速ディスプレイです。
リフレッシュレートは60Hz/90Hz/120Hzに設定変更することができます。アプリ側の対応リフレッシュレートに応じて設定を選ぶことができます。
強化ガラス「Gorilla Glass 6」でディスプレイは覆われていて、堅牢性も高められています。
ディスプレイ内指紋認証センサー
「ROG Phone II」の指紋認証センサーはディスプレイに内蔵されています。
筆者は様々な機種のディスプレイ内指紋認証センサーを試してきましたが、「ROG Phone II」のディスプレイ内指紋認証センサーは今まででトップクラスの素晴らしさです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]「OnePlus 7T」のディスプレイ内指紋認証センサーと同じような感覚です。[/speech_bubble]
軽くタッチしただけで素早く認証できるセンサーです。1年ほど前のディスプレイ内指紋認証センサーから格段に進化しています。
驚きのスピーカー
「ROG Phone II」で非常に印象的なのが音質に優れたデュアルスピーカーです。
ディスプレイの上部と下部に合計2つのスピーカーを搭載。ゲームプレイだけでなく動画視聴、音楽再生でもその迫力の素晴らしいサウンドを体験できます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]「ROG Phone II」のデュアルスピーカーの音質は予想を上回るもので、本当に非常に驚きました。[/speech_bubble]
「ROG Phone II」の驚きのパフォーマンス
OSには「Android 9 Pie」を搭載。UIは「ROG UI」となっていて、OSの基本部分はシンプルなものですが、ゲームプレイにはものすごく特化した設定をもっています。
プリインストールアプリはそれなりにありますが、気に入らなければ削除することができるので問題有りません。
Armoury Crate
「ROG Phone II」でゲームプレイの核となってくるのが「Armoury Crate」です。ホーム画面下部中央にあるアイコンをタップすることで「Armoury Crate」を起動することができます。
「Armoury Crate」には「ゲームライブラリ」と「コンソール」のセクションがあります。それぞれについて掘り下げて紹介しておきます。
ゲームライブラリ
「ゲームライブラリ」にはゲームがカードスタイルで表示さています。カードをタップすることでゲームを素早く起動することができます。
特筆すべきなのは、「シナリオ詳細」によってゲームごとにディスプレイ表示やパフォーマンスの設定変更できることです。
ディスプレイのリフレッシュレートであったり、タッチ感度だけでなく、なんとCPUの動作クロックまで設定できます。
コンソール
「コンソール」ではゲームに関わる細かな確認と設定が可能です。
Game Genieでゲームアプリを管理したり、AirTriggers機能の調整を行ったり、ファン速度の調整などをおこなうことができます。また、ゲームプレイ時の専用の特殊モードである「Xモード」のオン/オフ切り替えも可能です。
Xモード
「Xモード」をオンにすると、ハードウェア処理の最適化が行われ、バックグラウンドで動いているすべてのメモリをすべて解放してゲームに割り当てます。要するに『ゲームに性能を全振り』のモードっていうことですね。
もともと非常に高い性能をもった「ROG Phone II」ですが、「Xモード」をオンにするとさらにパフォーマンスは向上します。
AnTuTuベンチマークで驚きのスコア
「Xモード」をオンにした状態でどの程度のパフォーマンスとなるかが気になるところですね。
「Xモード」をオンにして「AnTuTu Ver 8」でベンチマーク計測を行いました。
3回連続で計測を行った結果がコチラです。
3回ともに総合スコアが51万点台をマークしています。別記事でレビューした、同じSoCを搭載した「OnePlus 7T」は48万点台でしたから、明らかに上のスコアを叩き出しています。
「Xモード」オン状態の「ROG Phone II」は頭一つ抜けた存在になります。
http://yasu-suma.net/oneplus-7t-review/
3回連続でベンチマーク計測しましたが発熱のコントロールも優秀です。計測していても大きな発熱を感じずに、「AnTuTu」の温度表示でも20℃強と、さすがの強力な冷却性能です。
ちなみに、「Xモード」をオフにして同じようにベンチマーク計測してみると、こんな感じでした。
これでも素晴らしいスコアですが、やはり「Xモード」オンによる性能向上が確認できます。
高速な内部ストレージ
「ROG Phone II」のレビュー機のメモリ仕様は、12GB RAM+512GB ROMです。
普通のWindowsノートパソコンを上回るようなメモリ仕様です。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”yasu-suma logo.jpg” name=””]うちのメインノートPCは8GB+256GBなんですよねぇ(笑)[/speech_bubble]
microSDカードの使用はサポートしていませんが、これだけの容量があれば全く問題有りません。
初回起動時の内部ストレージとメモリの状況はこんな感じでした。
内部ストレージの空き容量が「491GB」、メモリの空きが「8.7GB」と表示されていました。
まったくアプリをインストールしていない状況ですが、これだけの空き状況であればヘビーに使用しても全く問題ないレベルですね!
高速なUFS 3.0に対応
注目は内部ストレージが高速なUFS 3.0に対応しているということです。
「AndroBench」を使って内部ストレージのベンチマークを計測しておきました。
さすがUFS 3.0対応といった感じの素晴らしい結果になっています。
内部ストレージの速度は、アプリのインストールや起動など、体感速度を大きく左右します。間違いなく注目しておきたいポイントです。
デュアルカメラ
「ROG Phone II」の背面には4800万画素+1300万画素のデュアルカメラを搭載しています。
カメラの構成は標準カメラと広角カメラとなっています。
背面カメラのスペックは、同じくASUSからリリースの「ZenFone 6」と同等です。
http://yasu-suma.net/asus-zenfone-6-zs630k-review/
実際に標準カメラで撮影したものと
広角カメラで撮影したものです。
超高性能カメラというウリではありませんが、スマートフォンのカメラとしては全く不満のないレベルに仕上がっています。
「ROG Phone II」レビューまとめ
以上、ASUSの最強ゲーミングスマホ「ROG Phone II」をレビューしました。
色々と検証してみての結論としては
『このスマホはゲームをすごくプレイしちゃうので危険です。』
ということです(笑)
ゲームプレイを中心として練りに練った設計がなされています。価格はけっこうしますが、実際に触ってみると十分に納得できるクオリティになっています。
筆者としては、その高い基本性能だけでなく、「Armoury Crate」による細かな設定項目、高音質なサウンドのデュアルスピーカーも強烈なインパクトでした。
2020年1月に本記事は公開していますが、現状では最強ゲーミングスマホは間違いなく「ROG Phone II」といった感覚です。
日本でのライバル機にあたる「Black Shark2」は発売から少し経過していますが、出来は大変いいものになっていました。「ROG Phone」と「Black Shark」で日本のゲーミングスマホを牽引してほしいところです。
http://yasu-suma.net/black-shark2-xiaomi/
以上、少しでも参考になれば幸いです!
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