この記事には、シャープが発売しているSIMフリー版「AQUOS sense4」をレビューした内容を紹介しています。

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(@yasu_suma)です。
シャープが発売しているスマートフォン「AQUOS sense4」が気になっていますか。
これから紹介する「AQUOS sense4」は、前モデル「AQUOS sense3」から劇的に進化しています。大幅な性能向上をすぐに実感できるものです。
実際に「AQUOS sense4」を使ってみて感じた、良かったところ、イマイチだったところを正直に紹介しておきます。
ぜひ、NTTドコモ版「AQUOS sense4」を検討している場合も含めて参考としていただければ幸いです。
劇的進化で安心して使えるミドルスペックスマホ「AQUOS sense4」

シャープの「AQUOS sense4」は、4G対応のスマートフォンです。5Gには非対応ですが、機能面にはかなり磨きがかかっていて、前モデル「AQUOS sense3」と比べると、劇的に進化しています。
「AQUOS sense4」を詳しく紹介する前に、まずはSIMフリー版「AQUOS sense4」のスペック、価格などの基本情報をさくっと紹介します。
SIMフリー版「AQUOS sense4」の発売日と価格

SIMフリー版「AQUOS sense4」の発売日は2020年11月27日です。前モデル「AQUOS sense3」から1年後に発売されています。
楽天モバイルからは、兄弟モデル「AQUOS sense4 lite」が先に発売(2020年11月12日発売)されていました。
また、SIMフリー版「AQUOS sense4」の市場想定価格は3万円台後半です。まさにミドルスペックスマホの売れ筋価格帯のど真ん中といった設定です。

ちなみに、楽天モバイルの「AQUOS sense4 lite」の価格は32,800円(税込)です。
今回の「AQUOS sense4」は、前モデル「AQUOS sense3」から劇的に進化していながら、同等の価格水準を実現しています。
なお、筆者の「AQUOS sense4」は「OCNモバイルONE」で購入したものです。けっこう安かったので、「AQUOS sense4 lite」から乗り換えてみました。
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SIMフリー版「AQUOS sense4」のスペック・対応バンド

では、SIMフリー版「AQUOS sense4」の主なスペックを紹介しておきます。
- OS:Android 10
- ディスプレイ:5.8 インチ(2280×1080)
- SoC:Snapdragon 720G
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- カメラ:REAR:12MP+12MP+8MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○
- USB:Type-C
- バッテリー:4570mAh
- サイズ/重量:71(W)×148(H)×8.9(D) mm / 177g
「AQUOS sense4」のスペックからの注目ポイントは基本スペックの強化です。SoCに「Snapdragon 720G」を搭載するなど、前モデルからパフォーマンスが大幅に向上しています。
日本国内発売のミドルスペックスマホとしては、まさに十分なパフォーマンスを持っています。多くの場合にかなり快適に使えるレベルです。
また、背面にはトリプルカメラを搭載し、カメラ性能もかなり強化されています。後ほど実際の撮影例も紹介します。
おサイフケータイ(FeliCa)、防水/防塵(IPX5・IPX8/IP6X)に加えて、耐衝撃(MIL-STD-810G)に対応していることから、まさに安心して使えるスマホということを重要視していることが分かります。
SIMフリー版「AQUOS sense4」で楽天モバイル「UN-LIMIT」SIMは利用可能
また、SIMフリー版「AQUOS sense4」の対応バンドは以下のとおりです。
LTE:B1/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B39/B41
3G:B1/B5/B6/B8/B19
GSM:850/900/1,800/1,900MHz
当然ながら、NTTドコモ/au/SoftBank/楽天モバイルの重要バンドをしっかりと抑えたものになっています。
最も気になる方が多いと思われる楽天モバイル「UN-LIMIT」でも使うことができています。詳しくは「SIMフリー版「AQUOS sense4」で楽天モバイル「UN-LIMIT」SIMを設定」の記事にまとめてきます。
ただし、SIMフリー版「AQUOS sense4」は楽天回線対応製品ではないので、利用する際には自己責任となります。
では、さっそくSIMフリー版「AQUOS sense4」を開封していきます。
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急速充電器もありのSIMフリー版「AQUOS sense4」の付属品

SIMフリー版「AQUOS sense4」の主な本体付属品は急速充電器、クイックスタートガイド、保証書です。
楽天モバイル版「AQUOS sense4 lite」には付属していなかった急速充電器がSIMフリー版には付属しています。
なお、SIMフリー版「AQUOS sense4」には保護ケースが付属していません。必要な場合はAmazonなどで保護ケースを購入しておくといいでしょうね。
また、ディスプレイには保護フィルムが貼られていません。フィルムが必要な場合も準備しておいてくださいね。
では、さっそく「AQUOS sense4」を起動していきます。
約5.8インチIGZOディスプレイ搭載の「AQUOS sense4」

「AQUOS sense4」は約5.8インチのIGZOディスプレイを搭載しています。有機ELではありませんが、発色・明るさともに全く不満のないもので、さすがシャープのIGZOディスプレイといったところです。
ディスプレイの解像度はフルHD+(2280×1080)と十分。きめ細かな画面表示を楽しむことができます。
「AQUOS sense4」の保護フィルム選びは慎重に
「AQUOS sense4」のディスプレイは基本的にはフラットな形状ですが、わずかにカーブした形状のガラスで覆われているので、フィルムを慎重に選ぶことをオススメします。

実際に、筆者が購入したガラスフィルムでは、わずかにカーブしている端の部分に浮きが出てしまいました。

2枚のガラスフィルムを使って試行錯誤しましたが、筆者には上手く貼ることができませんでした。
保護フィルムを購入する際には、口コミなどをチェックすることをオススメします。
「AQUOS sense4」の下部ベゼル内に指紋認証センサーを搭載

「AQUOS sense4」の指紋認証センサーはディスプレイ下部のベゼル内に搭載。背面でなく、前面に搭載しているので、スマホを置いた状態のままで認証できるのが便利なポイントです。

指紋認証センサーの応答性は十分で、快適に使えるレベルになっています。ただし、画面スリープ直後に反応しないことがあるのがちょっと不満です。

一方で、やはり下部のベゼルは少し太さが出ます。ただ、全体的には下部以外のベゼルはけっこうスリムに仕上がっているので、前面デザインとしては極端に不満とは感じません。
「AQUOS sense4」は顔認証にも対応

ディスプレイ上部には水滴型ノッチがあり、800万画素の前面カメラを搭載しています。前面カメラを使っての顔認証にも対応しています。
指紋認証と顔認証を併用できることから、シーンに応じて使い分けが可能です。片方だけ対応のスマホと比べるとやはり便利ですよね。

また、横から見てもしっかりと画面表示を確認できるディスプレイになっています。
さらには、「AQUOS sense4」のIGZOディスプレイは、省電力性に定評あります。実際に「AQUOS sense4」のバッテリー持ちはめちゃくちゃ強力です。
5.8インチの扱いやすいサイズで、「AQUOS sense4」のディスプレイは非常に魅力的なものになっています。
アルミ素材が印象的な「AQUOS sense4」の背面

「AQUOS sense4」の背面はアルミ素材でデザインされています。クセのあまりないシンプルなデザインといった印象です。
SIMフリー版「AQUOS sense4」のボディカラーはライトカッパー、ブラック、シルバーの3色展開です。

筆者購入時にはシルバーしか在庫がありませんでした…
なお、NTTドコモ版「AQUOS sense4」には、これらのカラーに加えて、オンラインショップ限定カラーのレッド、イエロー、ブルーがあります。
「AQUOS sense4」は耐衝撃(MIL-STD-810G)対応で、背面はかなり強度が高く、しっかり安心して使える背面デザインになっています。もちろん、アルミ素材ということで指紋が気になることもありません。
「AQUOS sense4」の重量は約177g

なお、SIMフリー版「AQUOS sense4」のボディ重量は実測で「177.8g」でした。5.8インチサイズと考えると軽量ではありませんが、重くて困るほどでもないレベルです。
「AQUOS sense4」のボディサイズは71(W)×148(H)×8.9(D) mmということで、片手での操作も可能で扱いやすいです。
「AQUOS sense4」は3.5mmイヤホンジャックを搭載
では、「AQUOS sense4」の側面をチェックしていきます。

側面下部にはスピーカー、USB Type-Cポート、マイク穴といったところです。「AQUOS sense4」はモノラルスピーカー搭載になっています。
ステレオスピーカー搭載スマホと比べるとやはりサウンドの迫力はそれほどありません。音量は出るのですが、気になる場合はイヤホンなどを使うほうがいいでしょうね。

右側面には、電源ボタン、音量ボタンに加えて、アシスタントキーがあります。アシスタントキーを押すとGoogleアシスタントを素早く利用できるようになっています。
アシスタントキーによってGoogleアシスタントをさっと使えるのは便利ですが、電源ボタンと音量ボタンの間というキー配置で押し間違いが気になる可能性があります。
もし、アシスタントキーでGoogleアシスタントを起動させる必要なければ、設定で無効にすることも可能です。

側面上部には3.5mmイヤホンジャックとマイク穴があります。3.5mmイヤホンジャック搭載で、お気に入りの有線イヤホンを使えるのでうれしいという場合がありそうですね。

左側面にはカードスロットがあります。SIMピンを必要としない構造になっているのはけっこう便利ですよね。
SIMフリー版「AQUOS sense4」はデュアルSIM対応

SIMフリー版「AQUOS sense4」はデュアルSIM対応ということで、2枚のnanoSIMカードを同時に挿すことが可能です。
ただ、片方のnanoSIMカードスロットはmicroSDカードスロットも兼ねています。「AQUOS sense4」の内部ストレージ容量は64GBということで、どのようにこのスロットを使いこなすかをしっかりと想定しておく必要があります。

なお、NTTドコモ版「AQUOS sense4」はシングルSIM、楽天モバイル版「AQUOS sense4 lite」はnanoSIM+eSIMのデュアルSIM対応です。
「Android 10」搭載の「AQUOS sense4」

「AQUOS sense4」のOSは「Android 10」を搭載。
メーカーカスマイズは施されていますが、Androidスマホからの機種変更であれば、すぐに迷うことなく使えるものという印象です。
また、「AQUOS sense4」には発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップ保証があります。しっかりとアップデートが入るので安心して使えます。

筆者は「OCNモバイルONE」で購入したので、少しだけOCN系のアプリがインストールされていました。必要なければアンインストール可能です!
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SIMフリー版「AQUOS sense4」のパフォーマンス

今回の「AQUOS sense4」を使ってみて、前モデルsense3から格段にレベルアップしていると実感するのがパフォーマンスです。
「AQUOS sense4」はSoCに「Snapdragon 720G」を搭載。Xiaomiの「Redmi Note 9S」などにも搭載されているものです。
なお、「AQUOS sense4」のメモリ仕様は、RAM容量が4GB、内部ストレージ容量が64GBです。
ミドルスペックスマホ向けとしてはなかなか評価の高いSoCを搭載ということで、「AQUOS sense4」は、ミドルスペックとしては十分に軽快な動作を実現しています。
SIMフリー版「AQUOS sense4」のAnTuTuスコアは25万強
ちなみに、ベンチマークアプリ「AnTuTu V8.5.3」で3回連続計測した結果がコチラです。

「AQUOS sense4」のAnTuTuスコアは25万強といったところです。負荷をかけて使用していても大きな発熱はなく、安定した動作を実現しています。

筆者のようにスマホではライトにしかゲームプレイしない場合には、3Dゲームも不満なく遊べるパフォーマンスをもっています。
「AQUOS sense4」の性能で明らかに不満であれば、国内スマホではハイスペッククラスを検討することになります。
「AQUOS sense4」の内部ストレージ状況

「AQUOS sense4」の内部ストレージ容量は64GBです。128GBモデルはラインナップされていません。
筆者購入の「AQUOS sense4」の初回起動直後の空き容量はおよそ43GBといったところ。

ゲームなどの容量の大きいアプリをたくさんインストールしたい場合にはちょっと不安に感じる空き容量になっています。
前述の通り、2枚のSIMを使用時には、microSDカードを挿すことができないので注意が必要です。

正直言って、128GBモデルの選択肢があればさらによかった!と感じています。
また、上の画像から分かるのですが、内部ストレージの速度はミドルスペックスマホとしては標準的なレベルです。大きな不満なく使える読み書き速度となっています。
「AQUOS sense4」のトリプルカメラ

「AQUOS sense4」の背面には、1200万画素(標準)+1200万画素(121°広角)+800万画素(53mm望遠)のトリプルカメラを搭載しています。

なお、楽天モバイル版「AQUOS sense4 lite」は広角カメラが省略された仕様でした。
実際に、「AQUOS sense4」で撮影してきた作例をご覧ください。
まずは標準カメラからどうぞ。「Redmi Note 9S」でも撮影しています。




従来のAQUOS senseシリーズのカメラはウィークポイントでしたが、今回の「AQUOS sense4」ではかなりカメラがレベルアップしています。
「Redmi Note 9S」との比較でも分かるように、明るい場所であればしっかり撮影できるレベルになっています。
また、広角カメラで撮影したものはコチラです。


広角カメラに切り替えても色みに大きな変化なく撮影できるのがうれしいポイントです。逆に「Redmi Note 9S」の広角カメラはけっこう物足りない印象です。
また、望遠カメラで撮影したものです。


さすがに解像感はそれほどではないですが、光学2倍で撮影という選択肢があるのがうれしいところです。
ちなみに「Redmi Note 9S」は望遠カメラ非搭載なので、デジタル2倍ズームで撮影したものです。
また、夜景撮影を行ったのがコチラです。


「AQUOS sense4」はパッと見た感じではかなり明るいで撮れます。ただ、実際の状況と比べるとあまりにも明るすぎて不自然さを感じます。
また、明るいですが、全体的に画作りに締りがなくボヤけて見えるので、夜景撮影性能には過度な期待はできません。
一方で、「Redmi Note 9S」は明るさ自体が足りずに、被写体をしっかり捉えることができていません。
日本国内発売のミドルスペックスマホの夜景撮影性能に不満を感じることも少なくありません。夜景撮影を重視するなら、「Pixel 4a」を選んだ方が満足度は圧倒的に高いといった状況です。

「AQUOS sense4」のカメラは、日中であれば楽しく撮影できるレベルに仕上がっていると感じています。
一方で、夜景撮影にはそれほど期待できないというのが正直な印象です。
また、同じシリーズの「AQUOS sense4 plus」も同時に検討されている場合は、カメラ性能のチェックが必須です。「AQUOS sense4 plus」のレビューで紹介のとおり、「AQUOS sense4 plus」のカメラは日中撮影でも不満大でした。
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まとめ:劇的進化で安心して使えるミドルスペックスマホ「AQUOS sense4」

以上、シャープが発売しているSIMフリー版「AQUOS sense4」をレビューした内容をまとめておきました。
「AQUOS sense4」を使ってみて良いと感じた点はコチラです。
一方で、イマイチと感じた点はコチラです。
上記からも分かるように、大きな不満として挙げたのはストレージ周りのものばかりです。それほどアプリをインストールせずに、SIMカードを1枚のみしか使わないケースであればそれほど気にはなりません。
「AQUOS sense4」はヘビーユーザーではなく、それ以外のユーザー層を主なターゲットとしたモデルです。そう考えると、「AQUOS sense4」は本当に不満点の少ないハイレベルな仕上がりと感じています。
ネット閲覧、SNS、動画視聴を主に楽しみたいのであれば、その動作レスポンスも含めてかなり満足度は高いでしょうね。
まさに、安心してオススメできる「AQUOS sense4」といったところです。
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「OCNモバイルONE」で「AQUOS sense4」が特価

「OCNモバイルONE」では「他社から乗り換え(MNP)で対象機種が13,000円OFF」セールを2021年3月5日午前9時半まで開催しています。
紹介した「AQUOS sense4」が特価対象となっています。売り切れ注意の特価となっているので、詳しくは「他社から乗り換え(MNP)で対象機種が13,000円OFF」をご覧ください。
「AQUOS sense4」のセール詳細が、気になる方は「OCNモバイルONE」公式ページをぜひチェックしてみてください。
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「AQUOS sense4」アンケート
「AQUOS sense4」についてのアンケートを実施しています。お時間がございましたら投票ください。

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以上、参考になれば幸いです!
※本記事の内容は原稿執筆時のものです。
Source SHARP AQUOSシリーズ – SHARP